未経験からPRライターの複業をスタート。30代女性経営者の山崎春奈が伝える、キャリアの可能性を広げる秘訣とは〜ライター100人カイギ〜
「ゲストが100人集まったら会を解散する」というコンセプトのもと、いろんな方の働き方を知れる「100人カイギ」のなかでも、ライターやライティングに関わるゲストが集まる「ライター100人カイギ」。
第12回めが2020年11月5日に開催され、株式会社Cannpass代表取締役の山崎春奈が登壇いたしました。
「ライティングの仕事に興味がある」「ライターの仕事の幅を広げたい」といった、ライターとしてのキャリアを考える方に向けた当イベント。
未経験から複業で約4年PRライターのお仕事をしてきた山崎春奈が、PRライターをはじめた経緯やキャリアの可能性をお話しました。その様子をPRライターSekido Shokoがレポートします。
業界・職種にとらわれず、あらゆる可能性を探しにいこう
トークは自己紹介からはじまりました。
山崎:大学でアラビア語を勉強し日系石油会社へ新卒入社。その後2度の転職を経て現職へいたりました。
20代半ばから、キャリアの選択肢を増やしたいと思い、仕事以外の時間を使っていろいろな勉強会やセミナーへ足を運んでいました。
そんななか、PR会社itty selectionのライター入門セミナーに参加し、代表のかみむらゆいさんにお声がけいただいたことがきっかけで、PRライターの複業をスタートしました。
もともと、ライターという職業も複業という働き方も、めざしていたわけではないんです。個人でできる仕事を増やしたいと模索した結果、たどりついたのがPRライターでした。
PRとは、かかわるすべてのステークホルダーとの良好な関係を築きながら事業を発展させることです。PRライターは、PR視点をもったライティングを手がけるお仕事。
このPRの役割が、私が仕事に対する姿勢として大切にしてきた価値観と重なったため、PRライターのお仕事を経験すればするほど、その面白さややりがいを感じていきましたね。
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「自分の好きな分野のお仕事をしたい」「新しいスキルを身につけたい」など、これからのキャリアを模索している方も少なくないことと思います。
業界・職種にかかわらず、いろいろな環境をのぞいてみると、自分の価値観にあう新たなキャリアが見えてくるかもしれないですね!
フリーランスだけじゃない。PRライターには幅広いキャリアの選択肢がある
転職・複業・起業を経た山崎が考えるPRライターのキャリアとは、どのようなものなのでしょうか。
山崎が考えるPRライターのキャリアは大きく3つです。
・複業キャリアを歩む
・PRプランナーにまでお仕事の幅を広げる
・フリーランスまたは経営者になる
それぞれのキャリアの可能性について、山崎が話をしました。
山崎:複業家・フリーランスになりたいという方にPRライターのお仕事はおすすめですね。インターネット普及以降、PR活動は多岐にわたるようになり、企業のPR・広報担当者さんだけでライティングまで担うことが難しいのが実情です。
そんななか、PR・広報担当者さんの右腕としてPRライティングを手がけられるPRライターの需要は増えているんです。
PRライターとして経験を積んでいくと、ライティングだけでなく、企業やブランドのPR戦略をたてるPRプランニングにまで、お仕事の幅を広げる方もいます。私自身、PRライターからはじめて、PRプランナーのお仕事にも携わるようになりました。
また、いつかは独立したいと考えている方であれば、これからも必要とされるお仕事を選ぶと長く活躍していきやすくなりますよ。
いきなり独立するのが不安という場合には、私のように会社員×経営者というキャリアも、よいのではないでしょうか。
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複業(副業)する人が増えつつある今、会社員をしながら複数の仕事をもつ働き方がより身近になりました。
今後のキャリアを考えている方にとって、このイベントのように、幅広い選択肢を知ることが、視野を広げるきっかけになりますよね。
企業や個人の発展を後押しできるのが、PRライターの醍醐味
PRライターという職種を聞き慣れない方もいらっしゃるので、どんなお仕事をしているのかという質問も聞かれました。
山崎:PRライターは企業やブランドのPRに関わるライティング全般を担います。たとえば、プレスリリース、パンフレットの文章、Webコンテンツ、SNS投稿文など、多岐にわたります。
PRの役割が、企業の事業発展に寄与するものなので、経営者とお仕事をする機会も多くあります。PRライターとしてお任せいただいたプレスリリースが、株価に影響をあたえることもあるんです。
PRにかかわるということは、その企業の顔としてお仕事をするということでもあるので、やりがいも大きいと感じています。
また、自分が書いた記事コンテンツによって、読者の方の行動のきっかけになったり、よりよい選択の後押しをできることも魅力ですよね。
私は以前から人のキャリアのサポートをしたいという想いが強かったので、自分が書いた記事によって、誰かの背中を押せることは、本当にうれしいことだと実感しています。だからこそ、PRライターのお仕事をつづけているんです。
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自分がどんなお仕事に携わるとやりがいを感じるのか。そんなことにアンテナを立てるのも、自分が納得するキャリアを歩むために大切なことなんですね!
イベントを終えて
イベントをつうじて、「ライター」のひとことでは語れないほど多様なジャンルのお仕事があり、ライターをはじめる経緯も、その後のキャリアも、人それぞれいろんな道があるんだとあらためて実感しました。
同時に、ライターとしてのキャリアを考えるうえで、そのお仕事・スキル・専門分野の将来性は大切だと感じました。
今回お話を聞かせいただいたPRライターは、どんな分野にも活かすことができ、企業の本当の価値をお客さまへ直接届けることが重要になってきているなか、より必要とされるお仕事なんですね。
これからライターとしてのキャリアを考えている方にとって、4年前に未経験からPRライターのパラレルキャリアを歩み、いまでは経営者としてのスタートをきった山崎さんのお話は、いまから複業をはじめたい方の励みになるのではないでしょうか。
(執筆:Sekido Shoko)
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※こちらの記事は、株式会社Cannpassが運営するPRプランナー・PRライターの人材プロダクション「is Closet」の所属メンバーが制作しております。
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